オンライン国連年金セミナー(Zoom)

日時:2021年1月16日(土) 10:00-12:00(日本);1月15日(金)20:00-22:00(NY)

2021年最初のオンライン・イベントとなる国連年金セミナーは、1月16日に国連合同職員年金基金(UNJSPF)・投資管理部 (Office of Investment Management – OIM) 副部長の進藤達(とおる)氏と、Fund SecretariatのClient Services and Outreach 課チーフのChristine Cartner氏に講師をお願いし、進藤氏から国連年金運用について(第一部)、Cartner氏からはClient Servicesの利用と直近の有用な変更事項について(第二部)説明がなされた。

佐藤純子副会長が進行役を務め、永吉紀子執行委員がMCを務めた。

先ず、新年の挨拶を明石康AFICS Japan特別顧問が述べた。

第一部:国連年金運用の近況

進藤達氏は国連合同職員年金基金の組織としての投資管理部 (Office of Investment Management OIM)と年金運用の投資状況について述べた。最初にFUND GOVERNANCEを説明し、次にOIM目的と挑戦について説明した。その後、永吉執行委員のモデレーションの下、質疑応答が行われた。

第二部Fund Secretariat、特にWebsiteUpdateについて

Christine Cartner氏は、UNJSPFのWebsiteで最近更新されたところについて、特に受給者とUNJSPF間のコミュニケーションをスムーズにするToolについて紹介した。資料そのものが詳細な使い方説明となっているので、参照して欲しいとのこと。また、Two-Track System については、Bangkok Office のBrian Casatelli氏から説明があった。

最後に、長谷川会長の閉会の挨拶があった。会長は普段聞けないような有意義なセミナーだったと感想をのべた。

 

講演者の経歴

進藤達氏  

2004年 UNJSPFにAsia Pacific地域担当のInvestment Officerとして就任。2007年 Senior Investment Officerに昇進。2009年 Deputy Directorに昇進、現在に至る。投資専門家として25年間活躍。一橋大学卒、ニューヨーク大学でMBA。 Chartered Financial Analyst資格取得。UNJSPFの前にDeutshe Bank Trust Tokyo、Bankers Trust、日興証券へ勤務。

Cristine Hofer Cartner

2020年 Chief of the Fund, Client Services and Outreach Section (CSCS) NY, ジュネーブ、ナイロビを管轄。2009年 Chief of Client Service UNJSPF以前は弁護士として、European State Agencyの人事部やEurope Coordinated Organization (including NATO, ESA)のJoint Pension Administration Sectionで勤務。UNJSPFではBenefit Officerとしてキャリアを開始。ドイツ生まれ。Pentheon-Assas University、ParisよりLaw Degreeを取得。

Brian Casatelli

最近設立された、UNJSPFBangkok事務所にLiaison Officerとして就任。UNJSPFにてAccountやPayment Sectionでの経験、及び国連の他機関での職務経験がある。日本との時差の少ないバンコク事務所在中で、日本から連絡をする際の適任者との説明があった。

 

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