コフィ・アナン元事務総長の追悼(明石康特別顧問の手紙)

コフィ・アナン国連元事務総長の追悼(明石康特別顧問からナーネ夫人への手紙)


20 August, 2018

Dear Mrs. Nane Maria Annan,

I am immensely saddened to hear the shocking news that my good friend and colleague of many years at the United Nations, Kofi Annan passed away on 18 August after short illness. I offer my deepest condolences to you and your children, even though it is good for me to know that you were all by his side during his last days.

Kofi Annan was a rare human being as well as an exemplary international civil servant. He always offered most helpful advice and valuable opinions to his colleagues, including myself and many other UN staff members regarding our indispensable but often baffling tasks for a better and more peaceful world.

Kofi was at all times a fine example for all of us. He had an indomitable spirit of doing his very best to cope with so many impossible tasks.

Let us hope that ideals which he cherished and did his best to realize will continue to animate all of us who continue to struggle for a peaceful and sensible earth.

I join all others in many parts of the world to pray for Kofi’s eternal happiness and tranquility in heaven.

Yours sincerely   

(Signature)    

Yasushi Akashi   
Former Under-Secretary-General
of the United Nations  


明石康特別顧問からナーネ夫人への手紙(PDFファイル)



右から3人目が
 コフィ・アナン国連元事務総長

左から3人目が
 明石康特別顧問

 

 


コフィ・アナン元事務総長の追悼(伊勢桃代会長のメッセージ)

コフィ・アナン国連元事務総長の訃報

突然の訃報に接し、残念でたまらない気持でおります。ご冥福を心からお祈り申し上げます。

アナン事務総長のご一生を振り返ってみますと、本当に事務総長としての資格と申しますか資質を備えた稀な方であったと思います。御祖父様と伯父様はガーナの部族の長であられ、部族の和平と正義ある伝統的統治の状態を、幼い時から感じる機会がおありになったと推測しております。御父様は、ヨーロッパ貿易会社のガーナ人重役なので、アナン事務総長はガーナの伝統に沿った生活環境の中に成長されながら、後のアメリカでの勉学も含み、西洋文化への深い理解をされていたと思います。

国際公務員としての人生は、1962年にWHOで始まり、2006年のご引退まで続き、多くの国連のOB・OGそして現職員が国際平和の為に共に歩んだ同士として、親近感と尊敬の念をもっていると思います。一方から言えば、アナン氏が職員に対し、そういう想いを持っておられたのだと感じます。

1950年頃から、ガーナは植民地支配から独立へと進みました。1956年の独立時には、安定した国家の建設に大きな希望が寄せられたと思います。しかしながら、幾つものアフリカの新独立国がそうであったように、独立後は、国家として安定した政治の立ち上げと経済的成長を成し遂げることは非常に困難のことでした。ガーナにあって国家独立と成長の苦しみ、政治的抗争をアナン氏は諸に体験されておられました。

国連でのご経験は実に多様であり、平和構築とPKO、機構改革にいそしまれ、又WHO、UNHCRなど多機関で、難民などの多くの問題に深く関われました。2013年のSkoll World Forum の閉会の辞の中で、MDGからSDGへの進行に関するお言葉がありました。つまり、総括的アプローチの必要性をビジネスコミュニテイーに訴え、パートナーシップを推進しておられました。

アナン事務総長の前には実に多くの争いがありました。ソマリア、ルワンダ、ボスニア、コソヴォ、シリアといった多くの人間の生死に関わる問題の対応は、総ての事務総長に課せられますが、イラクについてのアメリカとの問題は、アナン氏に将来への危機感を持たせたと思います。 21世紀までもう後3年となる1997年MITでの卒業式でのお言葉の最後に、特にアメリカ人卒業生に対しアメリカがinternationalismを守り、前進的世界秩序を推進するagentである様、絶え間ない努力をするようとのメッセージを伝えておられます。これからのアメリカの在り方に強い危機感を持っていらしたと感じます。

世界秩序が極度に不安定になり、次が見えないこの様な時に、アナン事務総長がこの世を去られたことを衷心より残念に思います。御遺志を次世代に伝えるなどAFICS-Jに出来ることを考えたく思います。

私個人としては、事務総長からいろいろなご助言をいただきましたし、組合との対決の様な危機に際し共に考えて下さいました。温かい友情をもって接して下さいました。心からの感謝を捧げます。

伊勢桃代

第7回総会(2018/03/28)の案内

第7回総会は、2018年3月28日に東京で開催されます。会員の皆さまには電子メールで詳細な案内をお送りします。総会では、議案の審議の後、「現場からの報告」と題した講演がおこなわれます。総会に続いて、懇親会(会費あり)が開かれます。まだ会員でない国連システム元国際公務員の方は、当日に入会申込みをして参加することも可能です。ご関心ある方は、タブ「About AFICS-Japan」のところにある「お問合せ先」まで電子メールでご連絡ください。

第6回総会(2017/03/29)の案内

第6回総会は、2017年3月29日に東京で開催されます。会員の皆さまには電子メールで詳細な案内をお送りしています。総会では、議案の審議の後、吉川元偉・前国連大使が「現場からの報告」と題して講演します。総会に続いて、懇親会(会費あり)が開かれます。まだ会員でない国連システム元国際公務員の方は、当日に入会申込みをして参加することも可能です。ご関心ある方は、タブ「About AFICS-Japan」のところにある「お問合せ先」まで電子メールでご連絡ください。

第5回総会(2016/03/25)の案内

第5回総会は、2016年3月25日に東京で開催されます。会員の皆さまには電子メールで詳細な案内をお送りしています。総会では、議案の審議の後、谷野作太郎・元駐中国大使が「日本の国連加盟60周年に寄せて」と題して講演します。総会に続いて、懇親会(会費8000円)が開かれます。まだ会員でない国連システム元国際公務員の方は、当日に入会申込みをして参加することも可能です。ご関心ある方は、タブ「About AFICS-Japan」のところにある「お問合せ先」まで電子メールでご連絡ください。

国連合同職員年金局(UNJSPF)による年金説明会(2015/12/22)

2015年12月22日(火)13時ー16時、国連大学の会議場において、年金説明会が開催されました。後藤ギル美晴氏より、(1)新しいITシステムの導入とその関連で大幅な遅れが想定される退職者の受給についての最新情報などについてと、(2)年金諸問題について講演がありました。(2)については、とくに(A) General Service(GS)、National Officer(NO)のPensionとLocal Currencyの関係、(B) 5年以上のContributionがあるが年金を受取れる年齢に達しないで辞任する場合のGS、NOのケース、(C) Two Track Systemについて、(D) 遺族年金の手続き等について、具体的な説明がありました。

国連における日本人幹部職員増強に関する提案(2015/11/04)

国連システム元国際公務員日本協会(AFICS-Japan)では、発足以来、数度にわたる勉強会等を通じ、国連における日本人職員の強化、人材育成に関し検討を続けて参りました。とくに日本人幹部職員の増強をはかることが喫緊の課題であるとの認識のもとに、タスクフォースを設置して検討した原案を、AFICS-Japan執行委員会で審議して、外務省に提案しました。提案の詳しくは、以下のリンクからご覧ください。
国連における日本人幹部職員増強に関する提案

人材育成勉強会:第5回(2015/10/15)

第5回人材育成勉強会は、2015年10月15日、国際文化会館で開催され、会員10名の参加がありました。矢島恵理子氏(人事院人材局次席試験専門官)が、第五委員会におけるYPPなどに関する協議の経験を通して、国連で働く日本人職員を増やす必要性について議論しました。

人材育成勉強会:第4回(2015/06/01)

 第4回人材育成勉強会は、2015年6月1日、国際文化会館で開催され、会員12名の参加がありました。会員の千田享氏が、WHOでの自身の経験を通して、国連における日本人幹部職員養成制度の必要性をテーマに、AFICS-Japanの役割について討論しました。
 そこでの議論については、ニュースレター第4号に詳しく報告されています。

人材育成勉強会:第3回(2015/04/17)

 第3回人材育成勉強会は、2015年4月17日、会員12名の参加のもと実施されました。「日本人国際公務員の増強方針について」というテーマで、人事院人材局研修推進課長の岸本康雄氏が講演し、質疑応答が行われました。
 そこでの議論については、ニュースレター第4号に詳しく報告されています。