長谷川会長の新年の挨拶(2022年)

AFICS-Japan会員の皆様

新年を迎え会員の皆様におかれましては、コロナ感染が続く中にも、ご子孫を含めたご家族そして友人と楽しくお過ごしのことと存じます。

昨年は執行委員と会員の方々が協力して、数多くの講演会とライブラリートークを行う機会がありました。国連の年金制度に関しては佐藤純子 AFICS-Japan 副会長が進行役そして永吉紀子執行委員がモデレータ―を務めた説明会で、年金基金の運用にあたっておられる方々から最新の情報を得る機会がありました。AFICS-Japanが主催・共催した他のセミナーでは会員と有識者から新型コロナ感染は地球からの人類に対する警告であり、国際社会がもっている文明の観念を変えなければいけないとの提言がなされました。そしてコロナ後の世界と国連そして日本の役割について討論するにあたって、深刻化するアフガニスタンとミャンマーの状況に関して、元国連事務総長特別代表や特使を招いて現状を説明してもらいました。このような有意義なセミナーや情報交換会などは、今年も引き続き開催していく所存です。

さて、アントニオ・グテーレス国連事務総長が新年に寄せるメッセージで2022年を「あらゆる人々にとっての復興の年」にする決意で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やあらゆる国々や地域で継続している紛争や人類の分断を克服する必要性を説いております。そのために私たちは現在世界中で国連機関の職員として働いている日本人と、将来には世界の平和と開発のために貢献したいという若者たちとの絆をより一層と深めていきたいと思います。具体的には国際公務員育成推進活動のためのタスクフォースの提案に基づいて短期・長期的な目的を達成する為に、現役国連職員とのネットワーキングや大学などの学術機関そして日本政府との連携体制を構築していきたいと思います。

皆様の新年のご多幸と平穏をお祈りいたします。

令和4年1月1日

長谷川 祐弘
AFICS-Japan会長